徹底比較
Round2:「韓流歴史大作ドラマ」編

『朱蒙(チュモン)』と『太王四神記』から学ぶ高句麗の歴史

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<はじめに>
2006年から韓国の放送局MBCで放映され、大ヒットした大河歴史ドラマ『朱蒙(チュモン)』。
2007年に豪華なCG技術を駆使し、ぺ・ヨンジュンの久々のドラマ復帰作として話題となった『太王四神記』。
実はこの2作は高句麗の歴史を背景にしている点で共通しています。
『朱蒙』は高句麗を建国した初代の王「朱蒙」を主人公として建国神話時代を描き、『太王四神記』は「広開土大王(グァンゲトデワン)」を主人公として高句麗が最も領土を拡大した4〜5世紀の最盛期を描いています。
高句麗の王という共通のテーマを描いている『朱蒙』と『太王四神記』の2作を更に楽しむために、それぞれの作品が背景としている高句麗の歴史を紐解いていきます。
<高句麗とは>
古代朝鮮三国のひとつ高句麗は、紀元前 37年から68年まで実在した国です。
強力な軍事力による中央集権体制で近隣の諸 部族と戦いながら勢力を拡大し、現在の韓国忠清道の北から中国の北東地域までを支配しました。今回この特集で取り上げる韓国ドラマ「朱蒙(チュモン)」と「太王四神記」は、どちらも高句麗時代の物語です。
<高句麗時代の韓国歴史年表>
BC108年 中国の漢の武帝(ブテイ)によって、古朝鮮滅亡
BC57年 新羅の始祖、赫居世(ヒョッコセイ)が新羅建国
BC37年 高句麗の始祖、朱蒙(チュモン)が高句麗建国
BC19年 朱蒙(チュモン)死亡
BC18年 百済の始祖、温祚(オンジャ)が百済建国
42年 伽耶建国
391年 広開土大王即位
413年 広開土大王死亡
527年 新羅法興王仏教公認
532年 新羅が伽耶滅亡
660年 新羅と唐の連合軍によって百済滅亡
668年 新羅と唐の連合軍によって高句麗滅亡
676年 新羅が、唐軍を追い出して三国を統一
<朱蒙(チュモン)>
「三国史記」の記録によると、高句麗を建国した「朱蒙(チュモン)」(在位:紀元前37年-紀元前19年)は、「大きな卵の中から生まれた」という神話を持っています。姓は高、諱は朱蒙といわれる。天帝の子を自称する解慕漱(かいぼそう)の子、または扶余の金蛙王(きんあおう)の庶子とされる。
<朱蒙の誕生神話>
河の神の娘である柳花(ユファ)はある日妹達と川辺へ遊びに行き、天帝の子である解慕漱(ヘモス)と出会結ばれます。親の許可なく婚姻したことに怒り、河の神は柳花を太白山(テベクサン)の南に送り、ここで柳花は東扶余(ドンブヨ)、の金蛙王(グムワワン)と出会います。柳花の様子をおかしく思った金蛙王は柳花を部屋に閉じ込めますが、太陽の光を浴びて身篭り卵を産みます。この卵を金蛙王が捨てたところ、鳥や動物がやってきては卵を守り、ここから朱蒙が生まれたとされている。
<高句麗の建国神話>
高句麗の始祖とされる王“朱蒙(チュモン)”は子供の頃から非常に弓が上手かった。朱蒙の名は「弓の達人」という意味を持っている。朱蒙は弓の達人であった為に7人の王子たちはこれに嫉妬し、朱蒙を殺そうとした。朱蒙の母は彼を馬に乗って、脱出するように助言し、朱蒙は脱出に成功した。南下していく際に各部族長と連合し、ついに卒本(ジョルボン)に至り、高句麗を建国する。そして朱蒙は初代 王様、東明聖王(ドンミョンソンワン)になったと言われている。
朱蒙(チュモン)
太王四神記 <太王四神記>
『太王四神記』が描く中心となるのは、高句麗が最も領土を拡張し全盛期を迎えた4〜5世紀で、高句麗の第19代の王、広開土大王の治世時代(在位:391年-412年)である。広開土大王は姓は高、諱は談徳という。先代の故国壌王の息子で、386年に太子に立てられて、先王の死とともに辛卯年(391年)に王位に即位した。当時、高句麗は鮮卑の前燕の攻撃を受けて衰退していたが、広開土大王は知略と武力を駆使し、見事に中興させ、領土を大きく拡張し、民衆が富み、住みやすい太平の世を築いたのである。そして息子である長寿(ジャンス)王もまた平和な時代を築いた。
<高句麗滅亡から大韓民国へ>
当時の韓半島は大きく高句麗、新羅、百済の三国に分かれた「三国時代」を向かえ、最も領土が広く勢力があったのは高句麗だったが、最終的に三国を統一したのは中国の唐と連合した新羅であった。668年に高句麗は滅亡したが、王族や貴族たちの多くが日本へ亡命したといわれている。その人々が伝えたと思われる高句麗の文化は、日本の文化へ大きな影響を与えたと考えられている。
その後韓半島は統一新羅時代→高句麗の精神を受け継ぐ高麗時代→朝鮮時代→日本の植民地支配からの独立→今の大韓民国となった。

放送局(MBC)の賞レース比較

『太王四神記』
「2007 MBC 演技大賞」において、『太王四神記』は8部門での受賞し、2007年では最多の受賞数であった。受賞内容は下記の通り。
【大賞】ペ・ヨンジュン
【新人賞】イ・ジア
【男女人気賞】ペ・ヨンジュン
【男女人気賞】イ・ジア
【PD功労賞】キム・ジョンハク
【時代劇部門黄金演技賞(2007年新設)】チェ・ミンス
【ドラマ賞】『太王四神記』
【ベストカップル賞】ペ・ヨンジュン&イ・ジア
※ドラマ賞とベストカップル賞は、ネットユーザーが投票で直接選定
※最高視聴率35.7%(最終回)(TNSメディアコリア)
⇒2007年度のMBC演技大賞一覧はこちら
『朱蒙(チュモン)』
2006 MBC 演技大賞」において『朱蒙』は9部門での受賞し、2006年では最多の受賞数であった。受賞内容は下記のとおり。
【演技大賞】ソン・イルグク
【男性最優秀演技賞】ソン・イルグク
【女性最優秀演技賞】ハン・ヘジン
【男性最優秀演技賞】チョン・グァンヨル
【男性優秀演技賞】キム・スンス
【男性新人賞】ウォン・キジュン
【中堅俳優部門】イ・ゲイン
【特別賞歴史劇部門】オ・ヨンス、ホ・ジュノ
【功労賞 TV 部門】ゾン・ヤングス
※最高視聴率51.9%(最終回)(TNSメディアコリア)
※韓国で歴代トップとなる35週間連続視聴率1位
⇒2006年度のMBC演技大賞一覧はこちら
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「徹底比較」インデックス
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